RB25エンジンのオーバーホール費用を安く抑えるポイントはないかな?
の悩みを解決したいと思います。
本記事を読めば、RB25エンジンのオーバーホール費用を安く抑えるポイントがわかります。
RB25を搭載した最後のスカイラインと言えば、R34型ですね。
R34スカイラインにはセダン(4ドア)、クーペ(2ドア)モデルが設定されていました。ですが、1998年の登場からたった3年しか生産されず、2001年の最終生産を迎えてしまったモデルです。
R34型スカイラインの中古車を購入するときには、こちらの記事が参考になります。
最終生産から2020年で19年経過。流石にお疲れ気味の車両も出てくると思います。
そこでエンジンオーバーホールです。でも具体的にどんな事をするのか、どんな場合にオーバーホールした方がいいのか、しかも費用は高額です。
本記事でわかる事
- RB25エンジンのオーバーホールってどんな事をするの?
- どんな状態のRB25エンジンはオーバーホールした方がいいの?
- RB25エンジンのオーバーホール費用を安く抑えるポイントは?
- RB25のリビルトエンジンってどんなエンジンなの?
元R34オーナーが実践した、RB25オーバーホール費用を安く抑えてノーマルコンピューターでも乗れる、究極のRB25エンジンを紹介します。
RB25エンジンのオーバーホールとは?
RB25エンジンオーバーホールとは、「新品に近い状態に近づける作業」を表しています。
具体的な手順として、エンジンを車体から下ろして、部品を1つ1つになるまで分解します。
次に分解した部品を洗浄、清掃します。これは、2点理由があります。
- 清掃した部品が再使用できるかの判断をしたい。
- 新品時の綺麗な状態を再現するために行います。
この2点です。
部品を再使用するかどうかは、走行距離、経過年数からある程度、推測できます。ですが、実際はその車両がどのような環境で、どのように使われていたかで、部品の劣化具合が変わるので、洗浄、清掃、そして部品の形状を測定した上で再使用するかしないかを判断します。
また、自動車メーカーから分解時の再使用不可部品を指定しています。再使用不可の指定部品については、再使用せずに新品部品に交換します。主に、分解時に変形、破損など再使用した場合に故障リスクが高い部品が該当します。
RB25エンジンのオーバーホールの時期は?
RB25エンジンのオーバーホールの時期は、残念ながら一概に何キロと答えが出せません
ですが、「その時」は必ずやってきます
私のR34の場合は、23万キロの時に高速道路走行中に水温上昇しオーバーヒートが発生しました。車を止めた時には、ボンネットを開けると水蒸気を出しながら冷却水が漏れていました。
20万キロを超えたあたりからオーバーホールの計画はしていましたが・・・手遅れでしたね。
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RB25エンジンをオーバーホールした方がいい場合
オイル消費量が多い時
愛車から抜き取ったエンジンオイル量は、確認しましたか?
愛車のエンジンオイルを自分で交換しているよ!という方はかなりお見えだと思いますが、その時に抜き取ったオイル量確認していますか?
エンジンオイル交換時に、入れるエンジンオイル量と抜いた量が極端に差があるとオーバーホールの時期の目安が分かります。RB25エンジンの場合、約4リッターのエンジンオイルを入れますので、抜いた時に著しく減って入ればエンジンオーバーホールの時期です。
エンジンオイルが減るようになると言うことは、燃焼室にエンジンオイルが入り込み燃料と一緒に燃えていることになります。
定期的なオイル交換は必ず良く聞きますが、エンジンオイルを抜いた時にエンジンオイル量が減っていないかの確認も重要なポイントです。
私もエンジンオイルは自分で交換しており、抜いた時の量を体重計で図っていました。
参考までに、オイルだけ交換した場合ですが抜いたオイル量は3.9~3.8リッターで推移していました。抜き方は、下から毎回抜いています。
マフラーから白い煙が出る時
燃焼室にオイルが混ざり、ガソリンと燃えると白煙が発生します。暖気が終わった後に、加速時に煙幕のように白煙が出る場合はオーバーホール時期の合図になります。
自分で確認がやりにくいですが、加速した際にバックミラーを確認して見るか、GoProなどのカメラを設置して確認するのが確実かと思います。
私のRB25エンジンの場合は、白い煙の発生はなく、どちらかと言うとススの発生が多かったです。
圧縮値が低い時
確認方法は、スパークプラグを外してエンジンをクランキングして圧縮値測定をします。
メーカー基準値を下回る場合や下限値に近い場合は、圧縮漏れが発生もしくは圧縮漏れが進行している可能性があります。
圧縮漏れの要因は多くありますが、一番はピストンリングの摩耗によるものが多いと思います。シリンダーとピストンリングと油膜のバランスが崩れるとピストンリングの摩耗、シリンダーシリンダーの摩耗が発生し結果、圧縮漏れが発生します。
個人でも比較的発見しやすい方法ですが、圧縮測定は専用の測定器具、プラグレンチなどが専用工具が必要ですので専門ショップ、ディーラーで確認してもらいましょう。
RB25エンジンの場合は、エンジン上部にインテーク配管がレイアウトされていますので、インテーク配管を外さないとプラグにアクセス出来ません。作業時間が非常にかかりますので自身で行うときは作業時間に余裕を持つようにしてください。
オススメは、専門ショップの点検メニューなどを受診するのが一番いいです。特に、圧縮測定が受診項目に入っているとエンジンオーバーホールの判断に繋がります。
私も、20万キロの時にショップの点検メニューを受けて圧縮測定を行っていただきました。この時は、基準値内で問題はありませんでした。
RB25エンジンのオーバーホールしない方がいい場合
エンジンオイルが染み出している場合
オイル漏れは車検不適合なので修理をして適合させます。
漏れる場所といえば、オイルパン、ヘッドガスケット、ロッカーカバーが主な場所です。R34のRB25エンジンだと、ロッカーカバーが発生場所としては一番多いかと思います。見えにくい部位のバルクヘッド側も手で触ってオイル漏れがないか確認することをオススメします。
私も15万キロの時に、カムカバーパッキンの交換を自身で行いました。時間はかかりますが出来ないことはありません。(注:自己責任で作業してください)
暫定処置として締結ボルトの増し締め、スチーム洗浄でとりあえずの処置も出来ますが、根本的には直ってないので放置は出来ません
まずは、どこからオイル漏れが発生しているのか場所を特定しましょう。
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RB25エンジンのオーバーホールの疑問
エンジンオーバーホールで性能は上がるの?
エンジンオーバーホールで性能は上がるの?の答えですが、結論から言うと馬力、トルクがカタログスペック、もしくは新品以上になることは稀です。
ただ、オーバーホール前は新車時よりも必ず性能低下をしていますので、オーバーホールにより新車時の性能を取り戻すことで、性能が上がったように体感するかもしれません。
もちろん、折角の分解ですのでこの機会にチューニングするのも手です。
エンジンオーバーホールのメリット
エンジンオーバーホールのメリットは、「新品に近い状態に戻す」ことが目的です。
分解することのメリットは2つ!
- トラブルの早期発見。
- 性能回復させる。
特に、経年車両においては、トラブルの早期発見が重要なキーになります。
エンジンオーバーホールのデメリット
エンジンオーバーホールのデメリットは、以下の3点です
- 「時間が2ヶ月もかかる」」
- 「費用が100万円超える」
- 「信頼できるショップが探しきれない不安」
1つずつ、見ていこうと思います
時間
私のR34のRB25エンジンの場合だと、色々他にも手を加えたのも要因ですが、入庫から作業完了まで約2ヶ月くらいかかりました。内訳は以下の通りです。
- エンジン本体に約1ヶ月。
- エンジンルーム内のゴムホース、クラッチ、油脂類などの選定、手配から入手まで2週間。
- エンジン搭載から仕上げまで約2週間。
合計約2ヶ月かかりました。
作業分担ですが、エンジン脱着は日産ディーラーにて、エンジンオーバーホールは、専門ショップにて施行しています。
費用が100万円超える
肝心の費用ですが、2014年の当時は日産純正の新品ベアエンジンで65万円くらい、オーバーホールはトラブル前に有名ショップなど数社から見積もりしていただいていました。
改めて、トラブルの状況を踏まえると費用は30~60万円程度でした。値段の開きは、オーバーヒートの影響がどれくらいあるのか、23万キロ走行の疲労蓄積にオーバーヒートでどれくらい負荷が上がったか分からない為でした。
30万円で安く済むかもしれないけど、分解してみたら・・・と言うことが非常に不安でした。
今は、日産純正の新品エンジンの供給も終了しているので、必然的にオーバーホールとなりますが・・・結論を出すのはまだ早いです。
信頼できるショップが探しきれない
人が作業するので間違いはおきますので、起きない仕組みがあるショップを選びたいと思います。
例えば、「保証」がつくのも選択肢の一つになると思います。また、有名ショップというブランドや施工実績数も大事です。
私も当時、いくつかの有名ショップを選択肢に入れていました。トラブルの前ですが、実際にショップに足を運び車を見てもらって相談を重ねてきました。
ですが、結果的には、もっと費用対効果が高いエンジンメニューが見つかりました。
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RB25エンジンオーバーホール費用を抑える方法はリビルトエンジン!
リビルトエンジンのススメ
リビルトエンジンとは、使用済み部品を分解し摩耗・劣化した部品を新品部品と交換して再度組み立て品質チェックを行った部品です。作業内容はオーバーホールと変わりませんね。
品質についても、専用テスターなどにより作動チェックを行い、安全性、耐久性が実証されたものを商品化されています。
リビルトエンジンがおすすめな理由は?
1番は、「保証」があること。これは、安心できますよね。
間違いがあってはいけませんが、何かあった時に保証があるとないとでは当然、差がつきますよね。
また、リビルト部品メーカーの組合でNGP日本自動車リサイクル事業協同組合という組織があります。NGPでは、リビルト部品メーカーの定める保証期間にプラスして3ヶ月または、6ヶ月の延長保証を提供してくれます。
詳細はこちらを参照ください。
エンジンだと、6ヶ月、10000キロも保証がつきます。安心ですよね。リビルト部品の取り扱いは各メーカーのディーラーや自動車ショップなど取り扱っているショプも多いので、是非問い合わせて取り扱っているか確認してください。
私が最終的に施工ショップを選ぶ条件に選んだのが、「保証」でした。エンジン交換直後は、トラブルが発生しやすいです。
私も例に漏れず、マイナートラブルで1回ストップして積車で運ばれて行きました。トラブルの原因は、インタークーラーの配管抜けでエンジンが吹けなくなると言うトラブルでした。エンジンが吹けなくなった時は焦りましたね。
私の場合、エンジン脱着は日産ディーラーで作業して頂き、日産ディーラーの作業保証を利用する。エンジン本体は、リビルト部品メーカーおよびNGPの保証を利用する。
もちろん、作業に当たってる頂いた人や関係して頂いた人が、素晴らしかったのも選択した理由の一つです。
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究極のリビルトエンジン L-SPECエンジン!
保証、品質ともに、いいとこ尽くしのリビルトエンジンをベースにした、少しチューニングしたエンジンはないものでしょうか?しかも、ノーマルコンピュータで制御ができるエンジンを。
誰しも探していると思うんですね。人とは違うものを。だけど、最小限のリスクとコストで普段使いも問題なし、高地でもバッチリ吹け上がって、メンテナンスも今までと同じで・・・そんなエンジンないですよね?
あるんですよ!そんな究極のリビルトエンジンがRB25にも!
通常のリビルト作業に加えて、WPC処理、ダイナミックバランス取り、強化部品などを組み込みなど、オススメのメニューを取り入れたスペシャルなエンジン。量産エンジンが抱える弱点を補い、エンジン本来のポテンシャルを引き出します。
引用元:リンクスジャパン http://www.links-jpn.com/rebuilt/rebuilt4.html
ただ、分解して組み直す。だけでは、もの足りないと感じていたのも事実です。そんな時に、雑誌「GT-Rマガジン」で紹介されたリビルトエンジンを思い出しました。
これです。欲しかったのはコレでした。しかも、日産ディーラー経由で発注ができるのもわかりました。費用は、2014年当時の日産純正新品エンジンとほぼ変わりませんでした。
確かにオーバーホールより費用は増えますが、作業内容と何より品質面での安心感を考えると、お値段以上の内容だと感じました。
まとめ
オーバーホールとは、「新品に近い状態に近づける手法」です。エンジンを分解、清掃、測定して再利用できる部品と利用できない部品に選別し、利用できない部品は新品部品を用いて組み上げる作業です。
オーバーホールの時期は、距離や時期では判断できません。目安としてエンジンオイルが著しく減っていないか、暖気後の加速時に白煙が出ていないか、個人では難しいですが圧縮値を測定して基準以下になっていないかで判断できます。
オススメは、ショップなどの点検メニューを受診することです。日産ディーラー系だとこちらがオススメです
オーバーホールで大事なのは、「時間」、「費用」、「施工ショップ」の3点です。私の経験値では、「時間」は約2ヶ月、「費用」は30~60万円、当時の新品エンジンが65万円くらいでした。「施工ショップ」は、「保証」があるなしを基準に選ぶのも一つの手段です。
オーバーホールが選択できない、R34のRB25エンジンの場合は、オーバーホールより費用対効果の大きい「リビルトエンジン」を選択肢に入れる。
「リビルトエンジン」は、分解、清掃、測定、検査されたエンジン。「保証」が「6ヶ月、1万キロ」付いてくる。費用も時間も節約できるので、自分のエンジンをオーバーホールするより「リスク」が少ないので最もオススメ
究極のリビルトエンジン「L-SPEC」エンジンは、自分のエンジンをベースに通常のリビルト作業に加えて、WPC処理、ダイナミックバランス取り、強化部品などを組み込みなど、オススメのメニューを取り入れたスペシャルなエンジン。
量産エンジンが抱える弱点を補い、エンジン本来のポテンシャルを引き出してくれます。
オーバーホールより結果的に安く安心して乗り続けられる、リビルトエンジンメーカーが作った究極のリビルトエンジン「L-SPEC」エンジンが費用、品質含めてオススメだと思います。