- R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換方法が知りたい
- R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換に必要な道具が知りたい
以上の悩みを、解決したいと思います。
本記事を読めば、R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換の方法や交換に必要な道具、手順がわかります。
R35GT-Rは、デビューした07〜13年モデルでは純正でHIDバルブを装着しています(ロービーム側のみ)
HIDは、非常に明るい特性がありますが、経年劣化などで光量不足や突如のバルブ切れや変色があります。自分も突如、紫色に変色したケースもあって予備のHIDバルブは持つようにしています。
今回の記事では、R35GT-Rのヘッドライトバルブの交換方法、必要な道具を解説したいと思います。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換の作業は、ジャッキアップとタイヤ交換の経験がある方には、そんなに難しい作業ではないと思います。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換の手順
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換の大まかな作業の流れです。
作業時間の目安は、2時間くらい(片側1時間くらいを目安)
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換をする時に一番大変なのは、フロントタイヤの脱着が必須な点。
ここが1番の難点です。
フロントタイヤ1本の重量が、約20Kgくらいありますので重い物を持てる方、日頃から重量物を持っている方など、重い物を持つことが苦にならない方向けのDIYです。
重量面で不安のある方は、NHPC(日産ハイパフォーマンスセンター)などへ依頼するのがいいと思います。
とある整備工場で、HIDのヘッドライトバルブを交換した費用(交換日:令和3年5月15日)
- 費用合計(税込):¥30,280
- ヘッドライト部品代:¥26,000(D2Sヘッドライトバルブ2個)
- ヘッドライトバルブ交換工賃:¥2,000
車検と同時作業で交換していただきました。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換で必要な道具
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換で、必要な道具は主にタイヤを脱着する道具になります。
ホイールナットを緩める時に、ソケットとスピンナハンドルを使う場合は、絶対に柄の長いタイプがかるいチカラで緩められるので絶対にオススメです。
私の場合は、上のような差込口12.7mm、全長505mmのかなり長めのスピンナハンドルを使っています。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換〜ジャッキアップ
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換の第一歩、ジャッキアップです。
手順は、カースロープで前輪を少し持ち上げるて、ホイールナットを少しだけ緩め、ジャッキアップポイントでリフトアップ。
後輪には、必ず輪止めを装着しましょう。
R35GT-Rのジャッキアップポイントは?
R35GT-Rの前側(フロント)のジャッキアップポイントは、フロントタイヤの後ろ側にあり、ドアの先端あたりの車体の下側にあります。(上の写真のような凹みがあります)
車載品のジャッキは、R35GT-Rの場合標準装着されておらず、純正ディーラーオプション扱いになりますので注意が必要です。
ちなみに、車載ジャッキの価格は¥79,515(車載ジャッキとSnap-on製ツールのセット)
車載ジャッキももちろんいいのですが、ガレージジャッキがあるとジャッキアップ時の手間が少なくて便利です。
ジャッキアップするときには、平らなかたい地面の上で作業しましょう。もちろん、エンジンは停止状態です。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換〜タイヤを外す
R35GT-Rがジャッキアップできたら、次はホイール(タイヤ)を固定しているホイールナットを取り外します。
GT-R(純正品)のホイールナットのサイズは、21HEXとなります。
ホイールナットを緩めるには、クロスレンチやスピンナーハンドルなど、なるべく柄の長いものを使うと、小さなチカラでナットを緩めることができます。
電動のインパクトレンチは高価ですが、便利な道具ですので一見の価値はあると思います。
電動インパクトレンチがあると作業時間の短縮が図れますね。
R35GT-Rのヘッドライト交換〜インナーフェンダーを外す
タイヤが外れたら、インナーフェンダーを外していきます。
インナーフェンダーは、クリップで固定してあるので、ヘッドライト付近に手が入るスペースが確保できるまで、ひたすらクリップを外していきます。
R35GT-Rに限らず、いろんな部品がクリップで固定されていますので、予備のクリップを持っていると便利です。
例えば、以下のような複数の種類のクリップが入っているのがオススメです。
予備のクリップが手元になくてあわてるのは、避けたいですよね。
インナーフェンダーが外れたら、バッテリーのマイナス側を取り外しておきましょう。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換〜ヘッドライトバルブを外す
インナーフェンダーが外れると、上の写真の青枠のカバー(防水カバー)があり、防水カバーを外せばヘッドライトバルブが脱着できます。
防水カバーを取り外すには、左回しに防水カバーを回転させると取り外すことができます。
防水カバーが外れると、上の写真のようになりますので、写真の青丸の部品(バルブとコネクター)を取り外します。
ヘッドライトバルブは、ソケットに固定されており、ソケットは上の写真のワイヤで固定されていますので、まずはワイヤを取り外していきます。
ワイヤを取り外す(正確にはワイヤは、ヘッドライト側に固定されている)には、ワイヤを固定している引っかけをよければ、ワイヤの固定が外れソケットを取り外すことができます。
ワイヤは、上の写真の手順で移動させると外れます。
ワイヤを移動させる道具として、ラジオペンチなど細くてつかめる道具があると非常に便利です。
手でもなんとか指が入りますが、ラジオペンチなどがあると作業がラクです。
ワイヤが引っかけ部から外れたら、コネクタをまっすぐ車体後ろ側に抜いていきます。
ソケットを取り外したヘッドライト側は、上の写真のようになります。
取り外したソケットとヘッドライトバルブは、上の写真のようになります。ここからバルブを外していきます。
ヘッドライトバルブをソケットから取り外すには、上の写真のようにヘッドライトバルブを反時計回りに回すと取り外すことができます。
ヘッドライトバルブを取り外すと、上の写真のようにヘッドライトバルブ側に2つのピン、ソケット側にピンを受ける凹みがあり、ヘッドライトバルブを回転させることで固定される構造となっています。
ソケット側は4つの凹みがありますので、いずれかの凹みにヘッドライトバルブのピンを入れてバルブを右回転させると、ヘッドライトバルブが固定される構造となっています。
交換するヘッドライトバルブを取り付ける
ヘッドライトバルブを取り外した逆の手順で、新しいヘッドライトバルブをソケットに取り付けていきます。
ヘッドライトバルブのガラス部分を、手で直接触れないように気をつけてください。
ヘッドライトバルブをソケットに固定するときには、ヘッドライトバルブの凹みの部分がソケットの配線部と平行になるように固定する必要があります。
装着されるバルブのピンの位置と凹みの位置を確認しながら、ソケットへピンを入れる位置を変更してバルブを固定します。
ヘッドライトバルブの凹みを合わせないと、ヘッドライト側に取り付けたときにヘッドライト側の凸部とあたってしまい、ヘッドライトバルブを入れることができません。
ヘッドライトバルブをヘッドライト側の穴に入れるときは、ヘッドライト側の壁などにヘッドライトバルブが触らないように、慎重にヘッドライトバルブを入れていきます。
ヘッドライトバルブ交換用の新旧バルブ比較
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換用に用意したバルブと、もともと装着されていたバルブの比較です。
R35GT-RのHID仕様ヘッドライトバルブ種類
ロービーム側(HID)
- 形状:D2S
- 定格:35W
ハイビーム側(ハロゲン)
- 形状:H9
- 定格:65W
適合年式:2007年(H19).11〜2013(H25).11まで。14モデルからは、ロー、ハイ側ともLEDに変更となっています。
ハイビーム側は純正ではハロゲンバルブですが、H9のHIDバルブもありますので、HID化するのも楽しそうですね。
まとめ
【DIY】R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換?交換方法を解説します!のまとめです。
R35GT-Rのヘッドライトバルブ交換は、そんなに難しい作業ではないと思います。
ですが、バルブ交換にはフロントタイヤの脱着が必須。
これが最大の難関です。
なにせ、R35GT-Rのフロントタイヤは1本20Kg程度あるので、ある程度重たいものを持つのが大丈夫な方向けのDIYになります。
また、せっかくフロントタイヤを外すので、ヘッドライトバルブ以外のバルブ交換や、ホイールの洗浄なども一緒に作業してしまうのもいいですね。
R35GT-Rも07の登場からかなり年数が経過した個体も存在し、ヘッドライトの光量が落ちている場合もあります。また、急にヘッドライトバルブがきれてしまうケースもあります。
そんなときに、DIYでヘッドライトバルブ交換ができると工賃も浮いていいですよね。