R34スカイラインやR34GT-Rの街乗りタイヤ選びでお悩みの方はいませんか?、R34スカイラインやR34GT-Rは街乗りメインだけど、ロングライフで出来ればお買い得なタイヤはないかな?とお悩みの方いませんか?
私はR34スカイラインで、年間走行距離約3万キロ、5年間で述べ15万キロ以上走行しており、出来るだけロングライフなタイヤ、お買い得なタイヤだけど、きっちり性能は欲しいと、なんて欲張りな評価軸をもとに、タイヤ選びをしてきました。
時には、タイヤトラブルを経験し積車で帰宅することもありましたが、私の体験でR34スカイラインやR34GT-Rのタイヤ選びの悩みが、少しでも解決すればいいと思います。
今回の記事では、R34スカイライン、R34GT-Rのタイヤのオススメ4選を、私の体験を交えながら解説していきたいと思います。
それでは、スタート!
R34/R34GT-Rのタイヤは用途に合わせて変更しよう
R34スカイラインやR34GT-Rは、日産自動車、日本を代表する高性能車ですね。
R34スカイライン、R34GT-Rは、既に新車販売終了から20年近く経過。今でも人気が高く、中古市場では常に高値安定となっています。また、近年では海外へ輸出されるケースも多々あり、中古市場はますます高値安定となっています。
高性能車だからこそ、タイヤにも拘りをもって選びたいと思われるか方も大勢いると思います。
街乗りや、サーキット、ドリフト走行などのスポーツ走行にR34スカイライン、R34GT-Rを使われる方も多くいます。
人が用途に合わせて靴を履きかえるように、R34スカイラインやR34GT-Rのタイヤも、使用用途に合わせてタイヤを選択することが、R34スカイラインやR34GT-Rの高性能を生かすことができ、且つ安全に運転する為の第一歩となります。
R34/R34GT-Rのタイヤ選びで重要なポイント
R34スカイラインやR34GT-Rのタイヤを選ぶうえで、もっとも重要ポイントが1点あります。タイヤサイズの決定です。
タイヤを選ぶ前にタイヤサイズを決める!
ただ、どんなタイヤサイズを選んでもいい、と言うわけでもありません。
R34スカイライン、R34GT-Rの新車装着時の標準装着タイヤサイズを基準に、タイヤサイズを決定していかなくてはなりません。
R34/R34GT-Rの標準装着タイヤサイズを知る理由とは?
R34スカイライン、R34GT-Rの新車装着時の、標準装着タイヤサイズを知ると言う事は、2つの理由があります。
- タイヤが装着出来ない
- 走行安全性が保てない
1つずつ解説していきますね。
タイヤが装着出来ないとは?
タイヤが装着出来ないとは、R34スカイライン、R34GT-Rの新車装着時のタイヤサイズから、大きく逸脱したタイヤサイズを選択すると、タイヤが車体に収まらない、サスペンションアームなどに干渉するなど、物理的に入らなくなるケースがあります。
もちろん、タイヤ・ホイールカスタマイズの一環として、車体幅を広げるワイドフェンダーの装着や、純正の長さとは異なるサスペンションアームに変更して、標準装着のタイヤサイズより大きなタイヤ、小さなタイヤを装着する事もあります。
例えば、R34GT-Rを例にすると、標準装着のタイヤサイズで18インチを装着しています。
17インチなどのタイヤサイズが、標準装着タイヤより小さいタイヤサイズを装着するケースが発生した場合、タイヤだけではなくホイールがブレーキキャリパーと干渉し、タイヤが入らないと言うケースがあります。
また、タイヤの幅が太くなりすぎて車体からはみ出すと、保安基準と言う法律に抵触してしまう為、装着出来ません。
ですから、新車装着時のタイヤサイズを知る事が重要になってきます。
走行安全性が保てない
次に、「走行安全性が保てない」を解説しますね。
例えば、先述とは逆に、新車装着のタイヤサイズから外径が大きなタイヤを装着すると、フェンダー内にタイヤが入らないだけではなく、サスペンションがストロークした際に、タイヤがフェンダーなどに知らずうちに干渉してしまうケースがあります。
サスペンションがストロークした時に干渉するので、運転していても非常に気づきにくいです。
また、停止状態では、サスペンションはストロークしていないので、タイヤが車体のどこに当たっているのか、中々発見しにくいです。
タイヤが干渉し続けたまま走行を続けると、タイヤが欠損したり最悪パンクしたりする可能性があります。また、R34スカイライン、R34GT-R共に右フロントフェンダー内に電装ハーネスが走っており、ハーネス断線の危険性もあります。
以上の2点を踏まえて、新車装着時のタイヤサイズを知ることは、タイヤ選びの重要な一歩となります。
R34/R34GT-Rの新車装着のタイヤサイズは?
R34スカイライン、R34GT-Rの新車装着のタイヤサイズを知ることの重要性を知って頂いたところで、R34スカイライン、R34GT-Rの新車装着時の標準タイヤサイズを、以下の表でまとめます。
車種 | グレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 備考 |
R34スカイライン | GT-t | 225/45/R17 | 17インチ7.5J | 4輪共通サイズ |
R34GT-R | 全グレード | 245/40/R18 | 18インチ9.0J | 4輪共通サイズ |
R34スカイラインとR34GT-Rで、最も違うのがタイヤサイズですね。R34スカイラインでは、225/45/R17。R34GT-Rでは245/40/R18と数値が大きく異なります。
245/40/R18って何?となっていると思いますので、タイヤ選びの基本となるタイヤサイズの見方を解説しますね。
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タイヤサイズの見方は?
先程、R34スカイライン、R34GT-Rの標準タイヤサイズで解説した表の中から、R34GT-Rの「245/40/R18」を例にしてタイヤサイズの見方を解説しますね。
タイヤサイズは、3つの数字を/(スラッシュ)で区切り、1つ1つ違う意味を表現しています。
- 245:タイヤの幅をミリメートル単位で表示
- 40:偏平率(%)を表し、数値小さい程薄いタイヤ、大きいと厚いタイヤです
- R:タイヤの構造を表す。Rの場合はラジアル構造(最も一般的なタイヤ構造)
- 18:ホイールの直径をインチで表します。
上記の見方を、「245/40/R18」に当てはめると以下の内容になります。
R34GT-Rの標準装着タイヤは、タイヤ幅245mm、偏平率40%、ラジアル構造の18インチのタイヤ、と読み解く事が出来ます。
また、R34スカイラインの場合は、「225/45/R17」でしたので、タイヤ幅225mm、偏平率45%、ラジアル構造の17インチのタイヤと読めます。
タイヤ側面にもタイヤサイズの記載があります。R35GT-Rの場合は、フロントタイヤ255/40/R20の表記ですので、タイヤ幅255mm、偏平率40%、ラジアル構造の20インチと読めますね。
R34/R34GT-Rのカスタマイズされたタイヤサイズとは?
街中やインターネットの中では、R34スカイライン、R34GT-Rをベースにした多くのカスタマイズカーを見る事が出来ます。
カスタマイズの中で最も一般的なタイヤサイズの変更は、見た目だけではなく走行性能の向上も図れて、R34スカイライン、R34GT-Rが持つ高性能を、より強くアピールすることが出来ます。
そんなタイヤサイズのカスタマイズも、規則の中で行われています。
タイヤサイズのカスタマイズの規則とは?
R34スカイライン、R34GT-Rのタイヤサイズのカスタマイズでキーになるのが、規則です。
タイヤカスタマイズの規則とは、自動車を安全に運行する法律で「保安基準」というものがあり、法定点検や車検で「保安基準」に適合しているかを確認しています。
保安基準に適合しないタイヤカスタマイズについては、保安基準不適合となり一般道路の走行が出来ません。
一般道路を走行するR34スカイライン、R34GT-Rのタイヤカスタマイズで守るべき保安基準の内容としては、2点あります。
- タイヤのはみだし
- スピードメーターの誤差
1つずつ解説していきますね。
タイヤのはみだしとは?
まずは、保安基準第18条第1項第2号に記載がある、タイヤのはみだしです。
端的に解説すると、車体の一定の範囲からタイヤがはみ出ていると、他の車や歩行者などとの接触時に、危害を加える可能性があるので、タイヤをはみ出してはいけないよ、と言うものです。
車体からタイヤがはみ出してはいけない範囲は、保安基準で厳格に決められているので、保安基準に収まる範囲で、タイヤサイズを選ぶ必要があります。
保安基準で決められた範囲は、車体側面と車体前方(後方)の2つの方向から定められています。
タイヤのはみ出しは、車体前方(後方)・側方の2方向から決まっている!
1つ目は、車体側面からタイヤを見た時に、タイヤのどの範囲がタイヤのはみ出しの対象になるのかを定義しています。
タイヤのはみ出し対象範囲は、車体側面から見た時に平らな地面とホイール中心を通る垂線から、ホイール中心を回転中心に前方に30度、後ろに50度の範囲になります。
タイヤの上部の一部が、保安基準でタイヤのはみ出しの対象範囲として定義されます。逆に対象範囲外については、タイヤがはみ出しても問題ないと言う解釈になります。
2つ目は、車体前方(後方)から見た時に、フェンダー上部から1つ目で定義した範囲でタイヤもしくはホイールがはみ出していない事となります。
1つ目と2つ目の両方の範囲を満足しないと、保安基準に適合しないので十分注意が必要です。
R34スカイライン/R34GT-Rの新車装着のタイヤサイズの場合には、タイヤのはみ出しを気にする必要はほとんどありません。
理由は、自動車メーカー側で製造誤差を含めて保安基準に適合するように、安全マージンを持ってタイヤサイズとフェンダーとの位置関係を設定している為です。
ですが、タイヤサイズを純正サイズから変更した場合は、先述の保安基準の範囲内に必ず収める必要があります。
よって、タイヤサイズを変更する時は、必ず装着予定のタイヤを試着し保安基準に適合するか確認してから、タイヤサイズを決めていきましょう。
カスタマイズのタイヤサイズは、タイヤを試着して保安基準に適合するか確認!
私の場合は、多くの方が装着している定番なカスタマイズのタイヤサイズといっても、車体の個体差により保安基準に納まらないケースがあるので、必ず試着してからタイヤサイズを決定しています。
スピードメーターの誤差とは?
次に、スピードメーターの誤差を解説しますね。
スピードメーターの誤差は、実測速度とスピードメーターの表示とのズレ量を、保安基準で規定しています。また、2006年12月31日以前の製造車両と以降の車両と、2つに区切られた規則となっています。
R34スカイラインやR34GT-Rの場合は、2006年12月31日以前に製造された車両に該当し、2007年1月1日以降の生産車両で言うと、R34の2世代後のV36型スカイライン以降が対象となります。
車検では、メーター表示40km/hの時に実測速度の表示誤差を確認しており、メーター表示40km/hの時に、実測速度が44.4~30.9km/hとなっていれば保安基準に適合することになります。
メーター表示40km/hの時、実測速度が44.4~30.9km/hに収まる事!
以上のことから、タイヤの直径が新車装着のタイヤサイズから大きくしたり、小さくしたりする時は、スピードメーターの表示誤差に適応できるタイヤサイズを選ぶ必要があります。
R34/R34GT-Rの定番カスタムタイヤサイズとは?
では、先述の保安基準を踏まえたR34スカイライン、R34GT-Rのタイヤカスタマイズで定番のタイヤサイズを、以下の表でまとめますね。
車種 | グレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
R34スカイライン | GT-t | 225/40/R18,235/40/R18 | 8J(225),8.5J(235) |
R34GT-R | 全グレード | 265/35/R18,275/30/R19 | 9.5J |
R34スカイライン、R34GT-R共に、タイヤ、ホイールが1インチ大きくなっているのが特徴ですね。タイヤやホイールを大きくするカスタマイズを、「インチアップ」と呼びます。
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R34/R34GT-Rのタイヤのインチアップとは?
「インチアップ」とは、R34スカイライン、R34GT-Rだけではなくタイヤ、ホイールを大きくするカスタマイズの定番です。
また、逆に小さくすることを「インチダウン」と呼んでいます。
新車装着されたタイヤサイズやホイールサイズを大きくする、インチアップのカスタマイズのメリットとして、フェンダーとタイヤの隙間が小さくなり、外観の見栄えがよくなります。
また、タイヤの外径や幅が大きくなることで、タイヤのキャパシティが大きくなり、タイヤグリップの限界が上がり走行性能を向上させる事が出来ます。
一方、インチアップのデメリットとしては、装着するタイヤサイズやホイールサイズによっては、サスペンションアームやフェンダーとの干渉の恐れがある事です。また、インチアップをする為にはホイールとタイヤを同時に変更する必要があります。
タイヤだけではなく、ホイールの費用も必要となってしまい、導入費用が高くなってしまうのがネックです。加えて、インチアップしたタイヤも、銘柄によっては値段が上がってしまいランニングコストが上がってしまう懸念もあります。
タイヤのインチアップは、費用面で問題がなければ、車体に入るかどうかがキーになります。買ったはいいけど、車体に入らないかも・・・不安になりますね。
ですが、タイヤの試着ができるところがあるんですね。
R34/R34GT-Rのカスタマイズサイズのタイヤの試着とは?
R34スカイライン、R34GT-Rのタイヤサイズのカスタマイズでは、タイヤの試着がキーとなりますが、どこでタイヤの試着ができるのかを解説していきたいと思います。
私がいつも利用しているのが、「アップガレージ」です。
アップガレージは、全国170店舗を展開しており、30万点以上の豊富な中古カー用品を取り扱っており、タイヤ・ホイールの試着も「無料」で可能です。
また、タイヤ・ホイールを含めたカー用品の買取も行なっているので、買取金額を踏まえて新しいタイヤサイズのカスタマイズも実現可能です。
私も何度もタイヤの試着の利用をさせてもらいました。やはり、純正タイヤサイズから変更したカスタマイズのタイヤサイズの場合は、R34スカイライン、R34GT-Rの車体に納まるかどうか不安がつきものです。
この不安を解消するためにも、タイヤの試着でタイヤサイズを最終決定することが、タイヤサイズの決定で重要なことです。
R34/R34GT-Rのタイヤの選び方
具体的なタイヤの紹介の前に、私がどのように考えてR34スカイライン、R34GT-Rのタイヤを選んできたかを解説したいと思います。
R34スカイライン、R34GT-Rのタイヤ選びで、私は主に4点に注目してタイヤ選びをしています。
- ロングライフ
- ウェット性能
- 価格
- ドライビングプレジャー
1つずつ解説していきますね。
タイヤのロングライフとは?
一般的にタイヤは、5000km走行の度に約1mm磨耗すると言われています。
タイヤの磨耗限界は、タイヤに刻まれたスリップサインにて判断出来ますが、走行距離に換算すると、タイヤによって異なりますが、約2〜3万キロは走行できます。
私のR34スカイラインの使い方としては、1週間で600km、1ヶ月で約3000km、年間約3万キロ走行します。一般的な方の年間走行距離が1万キロですから、約3倍走行している事になります。
一般的なタイヤの寿命から考えると、毎年タイヤ交換が必要な走行距離を走りきってしまう事になるので、私としては出来る限りロングライフなタイヤを選んで、維持費を下げたいと考えています。
タイヤのウェット性能とは?
私のR34スカイラインは、サーキット専用車両ではなく普段乗りとして使用しているので、晴れもあれば雨の路面コンディションでも走行する必要があります。
普段使いで使うタイヤだからこそ、幅広い環境、幅広い路面温度で、安定したタイヤグリップを発揮するのは当然の性能です。その中でも、ウェット(雨)路面で安定したタイヤグリップを発揮するのが、私にとって重要なキーとなります。
ウェット性能を重視するのは、近年よく聞く「ゲリラ豪雨」にいかに対応できるかを、気にしているからです。特に、高速道路を走行中でトンネルの先でゲリラ豪雨が発生していたらと思うと、とても怖いですね。
私も同じ経験を何回もしており、怖い思いをしてきました。ですので、ウェット(雨)性能の高さは、私のタイヤ選びにとって、とても重要なキーとなっています。
タイヤの価格とは?
R34スカイライン、R34GT-Rのタイヤの費用は、タイヤサイズにもよりますが、カスタマイズのタイヤサイズだと、概ね1台分で5万円はかかります。
私の年間走行距離で考えると、毎年タイヤ交換していては、予算がいくらあっても足りません。価格の安いタイヤも近年では多く流通しており、価格の安いタイヤでも性能の高い物もあります。安かろう悪かろうではありません。
一方、費用の高いタイヤがいいのか?と言う疑問についても、私なりの答えとしては「ノー」です。R34スカイラインやR34GT-Rのような高性能車では、乗り手が好む性能や乗り味を、タイヤだけではなく、車全体として発揮できるかがキーとなるからです。
究極のドライビングプレジャーの追求
「究極のドライビングプレジャーの追求」とは、R32型スカイラインからR34型スカイライン、そしてR35型GT-Rの開発テーマの一つです。
R34スカイライン、R34GT-R乗りのタイヤ選びは、いかに自分の意思とズレなく車が反応してくれるか、を重要視されていると思います。
私も、タイヤ選びだけでなく、カスタマイズする場合には、いかに自分の意思とズレなく車が反応してくれるかをキーにカスタマイズを行ってきました。
例えば、硬いタイヤを装着した時は、路面の凹凸をシビアに広い周波数の高い振動を、どうやって小さくしていくかを検討したり、ニスモ製のパフォーマンスダンパーなどの乗り心地向上部品を追加してみたりしました。
一方、柔らかいタイヤでは、ステアリングインフォメーションが低いと感じたら、ショックアブソーバーの減衰力を見直したり、車体に補強を追加してみたりと試行錯誤を繰り返してきました。
タイヤに関して言うなれば、多くのタイヤメーカー、銘柄の中から自分の好みにマッチするタイヤを選ぶのは本当に困難です。ですが、自分が思い描く理想の動きに、R34スカイラインやR34GT-Rを近づけていくのかを楽しんでいくのが、タイヤ選びでは重要です。
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コスパ最強アジアンタイヤ
具体的なタイヤを、1つずつ解説して行きますね。
最初は、価格で選択した台湾製の「ナンカンタイヤ」、銘柄は「NS-2」です。何より価格面で圧倒的に安い価格となっています。
では、カスタマイズサイズのタイヤ価格を見てみますね。(記事執筆時点)
タイヤサイズ | 単価 | 1台分価格(タイヤ代のみ) |
225/40/R18 | ¥6,260 | ¥25,040 |
235/40/R18 | ¥6,430 | ¥25,720 |
265/35/R18 | ¥8,240 | ¥32,960 |
275/30/R19 | ¥10,400 | ¥41,600 |
引用元:AUTO WAY (https://www.autoway.jp/)
各サイズ概ね、単価1万円程度で購入できるのは、大きなメリットですね。タイヤ価格が安いので、初めて「265/35/R18」のカスタムタイヤサイズを使用しました。
使用してみての結果は、以下の表をご覧ください。(星の数が多いほど、オススメ度が高くなります。)
評価項目 | オススメ度 |
---|---|
ロングライフ | |
ウェット性能 | |
価格 | |
ドライビングプレジャー | |
総合判定 |
アジアンタイヤの草分け的なメーカーの「ナンカンタイヤ」そして、スポーツラジアルの標準的な位置付けの「NS-2」を使ってみましたが、R34スカイライン、R34GT-Rには価格とは裏腹に、少し残念な結果となりました。
私的に最も気になるのが、ドライビングプレジャーの面で、タイヤの接地感が少ない事です。特に、ウェット路面でのタイヤの接地感が少ない為、ハンドルがふわっと浮いた印象となり不安を感じました。
一方、ドライ(晴れ)路面では、ウェット路面と異なりハンドルから良好な接地感を感じる事が出来るので、ドライ路面では安心して走行できるので評価は高いです。ウェット路面での接地感が上がると、もっと良い結果が出たと思います。
タイヤの寿命(ライフ)面でも、今回紹介する中では最も摩耗が早く約2万キロでタイヤ交換しています。
一方、価格面では265/35/18サイズで¥8500程度と、4輪交換しても4万円以内に納まる低価格なのが嬉しいです。また、特徴的なタイヤパターンが要因と思われますが、走行中のタイヤが発生するロードノイズが大きめで気になりました。
おすすめアジアンタイヤ
「ナンカンタイヤ」の次に選んだタイヤが、インドネシアに拠点を置く「ATR RADIAL」、銘柄は「ATR SPORT」です。
では、カスタマイズサイズのタイヤ価格を見てみましょう。(記事執筆時点)
タイヤサイズ | 単価 | 1台分価格(タイヤ代のみ) |
225/40/R18 | ¥5,340 | ¥21,360 |
235/40/R18 | ¥6,140 | ¥24,560 |
265/35/R18 | ¥7,400 | ¥29,600 |
275/30/R19 | ¥7,650 | ¥30,600 |
引用元:AutoWay (https://www.autoway.jp/)
先ほど解説した、「ナンカンタイヤ」より更に低価格なタイヤとなります。私が装着したタイヤサイズは、「NS-2」同様の「265/35/R18」サイズです。
使用してみての結果は、以下の表をご覧ください。
評価項目 | 判定 |
---|---|
ロングライフ | |
ウェット性能 | |
価格 | |
ドライビングプレジャー | |
総合判定 |
「ATR SPORTS」のタイヤチョイス理由としては、「NS-2」でネガティブな要素であった、ウェット路面でのグリップ不足を解消したかった為です。
「ATR SPORT」のタイヤのトレッドパターン(地面との接地面の溝の形状)は、縦方向に4本のストレートが入っており、先ほど解説した「NS-2」の2本に比べて、2倍の縦ストレートが走っているデザインとなっています。
タイヤのトレッドパターンで、縦の溝の本数が多い、又は太いと排水性能が上がる傾向があります。
実際運転していても、ウェット路面ではタイヤの接地感が高く、「NS-2」よりタイヤグリップ力が高いと感じました。
また、タイヤのライフは「NS-2」より長く2年間、約6万キロ程度使用できました。ですが、ロングライフタイヤにありがちな、硬いタイヤではなく「NS-2」より段差のショックを通ると衝撃が「ガツン」と入らない、柔らかめの印象のタイヤでした。
ドライビングプレジャーの面では、タイヤの接地感も良好で、ステアリングを切った際の車体の動きの遅れも満足できる範疇です。
安かろう悪かとうと思って購入したタイヤでしたが、意外に性能は高く非常に満足できるレベルでしたので、私的にオススメできるタイヤだと思います。
ですが、実はこの「ATR SPORT」で、初めてタイヤトラブルを経験しました。
ATR SPORTタイヤのトラブルの内容は?
「ATR SPORT」のタイヤトラブルは、サイドウォールがパックリ割れて内部の空気が全て抜けてしまった事です。これでは、自走できず積車に積んで帰るしかありません。
タイヤトラブルの流れとしては、帰宅途中にリヤの右側だけ踏ん張りが減っている印象を感じ、すぐに停車してタイヤを確認すると、タイヤの内側のサイドウォールがパックリ割れているのを発見しました。
原因は不明ですが、事故にならなかったのが幸いです。
これまでタイヤの管理は、2週間に1回の空気圧確認、調整。外観は、特に傷の有無を確認してきたのですが、残念ながらタイヤトラブルが発生してしまいました。
タイヤトラブル対策にTPMSを導入
「ATR SPORT」のタイヤトラブルの教訓から、「TPMS:タイヤプレッシャーモニタリングシステム」の導入を決断しました。
「TPMS」は、タイヤの空気圧を数値もしくは、色で表現されたインジケーターなどで、リアルタイムに空気圧などをモニターするシステムです。
タイヤの空気圧をリアルタイムで把握する事で、タイヤの異常を早期に発見することが導入の目的になります。
タイヤの空気圧や温度のセンシングは、タイヤの空気を入れる「エアーバルブ」にセンサーが組み込まれた、TPMS専用のエアーバルブを用いてセンシングを行います。
R35GT-Rなどのランフラットタイヤを標準装着する車種では、「TPMS」が標準装着されています。
私が導入した製品は、オレンジジャパン製の「TP Checker P417G」です。
オレンジジャパン製TP Checker P417Gとは?
タイヤの空気圧をリアルタイムに表示する「TPMS」。商品の選択にあたって3つの事を重視して選択しました。
- タイヤ空気圧を数値で表示
- タイヤ空気圧は別のモニターに表示
- タイヤ内部の温度を表示
上記3点を選択条件に調べた結果、オレンジジャパンの「TP Checker P417G」に行きつきました。メーカー参考価格¥57,750(税込)。
価格は高いですが、タイヤトラブルの発生の可能性を、事前に把握することができると思えば、納得できる価格かと思います。
タイヤ空気圧、温度は、7インチワイドの大きなモニターに映し出されるので、うっかり見落としの可能性も低いです。
もちろん、4輪独立して空気圧、温度の警告値を設定できます。また、空気圧だけではなく、温度もモニタリングできることで、タイヤの異常発熱も見逃すことはありません。
「TPMS」を導入することによって、タイヤの異常を知らせてくれるだけではなく、スポーツ走行などで空気圧、内部温度がいくつの時に、タイヤグリップが高いかなどのタイヤセッティングに、一役買ってくれる事も「TPMS」を導入するメリットになります。
アメリカンタイヤの実力
アジアンタイヤおすすめの「ATR SPORT」の次に選択したのが、アメリカに拠点がある「グッドイヤー」、銘柄は「EAGLE LS Premium」です。
では、カスタマイズサイズのタイヤ価格(記事執筆時点)を見てみますね。私が装着したタイヤサイズは、「NS-2」「ATR SPORT」同様の「265/35/R18」です。
タイヤサイズ | 単価 | 1台分価格(タイヤ代のみ) |
225/40/R18 | ¥34,000 | ¥136,000 |
235/40/R18 | ¥14,000 | ¥56,000 |
265/35/R18 | ¥41,300 | ¥165,200 |
275/30/R19 | 設定なし | 設定なし |
引用元:価格.com (https://kakaku.com/)
タイヤサイズによって価格が極端に違うので購入時は要注意です。
「ATR SPORT」がバーストしてしまった為、知人が紹介してくれたタイヤショップの在庫品でしたが、4輪265/35/R18のタイヤサイズで¥6万円(交換費用込み)と破格の価格で入手できました。
使用してみての結果は、以下の表をご覧ください。
評価項目 | 判定 |
---|---|
ロングライフ | |
ウェット性能 | |
価格 | |
ドライビングプレジャー | |
総合判定 |
アメリカンタイヤの代表格である「グッドイヤー」のプレミアムコンフォートタイヤである「EAGLE LS Premium」ですが、かなりいい結果が出ました。
全体的な評価としては、「ATR SPORT」よりも好印象です。ただ、「EAGLE LS Premium」がプレミアムコンフォートと言いながら「ATR SPORT」よりもタイヤが硬い印象です。
タイヤのライフについては、約6万キロ走行(私の走行環境で2年間)と、タイヤライフ的には十分な結果となりました。また、ウェット路面でのタイヤグリップも「ATR SPORT」並の高い排水性と、グリップレベルを併せ持っており納得の性能です。
ドライビングプレジャーについても、これまで解説した「NS-2」、「ATR SPORT」を凌ぐタイヤの接地感があり、且つハンドルを切った際のレスポンスも非常に高いレベルでした。
また、265幅などの太いタイヤでありがちな、ワンダリング(路面の凹凸を拾ってハンドルが左右に取られる現象)も、これまで紹介したタイヤよりかなり抑えられていました。
価格面については、記事執筆時点での価格ではコストパフォーマンスが高いとは評価しにくいです。
「EAGLE LS Premium」の摩耗限界も近づいてきたので、次は価格の安いタイヤを再度選んでいこうと思い、タイヤ選びを行いました。
アメリカンタイヤで最もおすすめ!
「EAGLE LS Premium」の次に選んだタイヤは、同じ「グッドイヤー」の「EAGLE LS EXE」です。
それでは、カスタマイズサイズのタイヤ価格を見てみます。(記事執筆時点)
タイヤサイズ | 単価 | 1台分価格(タイヤ代のみ) |
225/40/R18 | ¥17,710 | ¥70,840 |
235/40/R18 | ¥18,220 | ¥72,880 |
265/35/R18 | ¥21,800 | ¥87,200 |
275/30/R19 | ¥25,100 | ¥100,400 |
引用元::AutoWay (https://www.autoway.jp/)
先述のアジアンタイヤに比べると、価格で約2倍程度の差があります。私が使用したタイヤサイズは、「275/30/R19」で「265/35/R18」からインチアップを行いました。
使用してみての評価結果は、以下の表をご覧ください。
評価項目 | 判定 |
---|---|
ロングライフ | |
ウェット性能 | |
価格 | |
ドライビングプレジャー | |
総合判定 |
今回のタイヤ選びとしては、先述の「EAGLE LS Premium」と同じ、コンフォート系のタイヤの中から、グレードダウンしたモデルをあえて選んでみました。
グレードダウンの理由としては、やはり価格が安かったのが一番の理由です。また、ホイールサイズも18から19インチへインチアップした為、予算不足だったのもあります。
ですが、この選択がドンピシャにヒットします。
「EAGLE LS Premium」で気になっていたワンダリングがさらに改善され、突き上げも気になるレベル以下に納まり、私的な評価項目では、最もいい結果となりました。
何よりも、ウェット性能が抜群に高いのが印象的です。かといってドライ性能が悪いかと思いきや、グリップレベルも十分で、非常によく転がってくれる印象があるタイヤです。
また、ドライビングプレジャーで重要なタイヤからのインフォメーションも、十分ハンドルを通じて伝わってきます。
特筆すべきはワンダリングの小ささです。「EAGLE LS Premium」をはるかに超えるレベルで小さく、直進性が非常に高いタイヤです。特に、275サイズの太いタイヤを装着してもワンダリングが、「EAGLE LS Premium」よりも改善したのが驚きです。
タイヤライフについては、約2年ほど使用出来たので走行距離としては約6万キロ程。価格面では、アジアンタイヤの倍以上の価格となりますが、私的には最も一押しオススメタイヤと言えます。
R34/R34GT-Rの街乗りタイヤで迷わない!おすすめタイヤ4選!のまとめ
R34/R34GT-Rのタイヤで迷わない!おすすめ4選のまとめです。
これまで紹介してきた、4種類のタイヤのオススメ度で振り返ると、以下の通りになります。
タイヤメーカー、銘柄 | 判定 |
---|---|
ナンカン NS-2 | |
ATR RADIAL ATR SPORT | |
グッドイヤー EAGLE LS Premium | |
グッドイヤー EAGLE LS EXE |
価格帯が大きく違うので、価格重視なら「ATR SPORT」。性能重視で予算もあるのであれば、「EAGLE LS EXE」がオススメです。
特に、R34GT-Rでは定番タイヤサイズの、265サイズなどの太いタイヤを装着した時のワンダリングを低減させるなら、「EAGLE LS EXE」が最も優れています。
また、タイヤの管理面でオススメしたいのが、「TPMS」の導入です。私のようなタイヤトラブルを未然に防ぐ為にも導入をオススメします。