- NS-2Rの評判ってどうなんでしょう?
- NS-2Rに交換して、R35GT-Rをリーズナブルに楽しみたい
そんな悩みを解決したいと思います。
アジアンタイヤの1つ、「NANKANG(ナンカン)」
その中で「NS-2R」は、ウェット路面でのハンドリング向上とタイヤ剛性を高めたスポーツタイヤ。
でも、「NS-2R」の口コミはいいものもあれば、良くないのもありますね。
コストパフォーマンスの高いタイヤを購入したいから「NS-2R」を使ってみたい、と本気で思っているからこそ、慎重になっているのではないでしょうか?
その気持ち、すごく分かります。
なぜなら、R35GT-Rのような車両重量がある車でのNS-2Rのインプレは、ほとんどありません。
NS-2Rを、R35GT-Rに使ったら
- ワンダリングが、さらにひどくなったら
- 乗り心地が、さらに悪くなったら
- 耐久性が悪かったら
安かろう悪かろうと言われるくらいですから、不安がいっぱいですよね。
今回の記事では、「ナンカンNS-2R」をR35GT-R(純正サイズ)でインプレしたいと思います。
- インプレ車両:R35GT-R(2008年モデル)
- 車両重量:1760kg(カタログ値)
- フロントタイヤサイズ:255/40/ZR20インチ
- リヤタイヤサイズ:285/35/ZR20インチ
- タイヤ空気圧:2.2KPa(前後ともに窒素充填)
前後タイヤサイズは、純正サイズとなっています。
【コスパ最高】街乗りレベルならNS-2Rは十分な性能!
結論から言うと、NS-2Rは街乗りレベルなら十分な性能を持っています。
もっと早く買っておけばよかったと思いました。
- NS-2Rを1000km走行してのインプレ評価
ドライグリップ | |
ウェットグリップ | |
乗り心地 | |
ワンダリング | |
ロードノイズ | |
燃費 | |
耐久性 | |
価格 |
NS-2Rは、285/35/ZR20サイズでも1本2万円前後から購入できる、低コストなのが非常に魅力です。
NS-2Rを、R35GT-R(純正ランフラット)から交換すると、
- リーズナブルにR35GT-Rが楽しめる
- 価格が安い(4輪10万円くらいの予算感)
- 純正ランフラットタイヤを温存できる
- 街乗りがラク(ワンダリング低減、乗り心地向上)
以上のような悩みを解決できると思います。
NS-2Rの外観
タイヤサイズ285/35/ZR20のNS-2Rの外観
製品名 | NS-2R |
タイヤサイズ | 285/35/ZR20 |
荷重指数 | 100 |
速度記号 | Y |
RRC(転がり抵抗係数) | F (A~Gの6段階評価) |
WET | B |
Noise Value | 74db |
Noise Class | 2 |
NS-2R(285/35/ZR20)の新品時のタイヤ溝深さは、5ミリです。
NS-2Rの新品時のタイヤ重量は、15.9キロでした。
タイヤサイズ255/40/ZR20のNS-2Rの外観
製品名 | NS-2R |
タイヤサイズ | 255/40/ZR20 |
荷重指数 | 101(XL) |
速度記号 | Y |
RRC(転がり抵抗係数) | F (A~Gの6段階評価) |
WET | B |
Noise Value | 73db |
Noise Class | 2 |
NS-2R(255/40/ZR20)の新品時のタイヤ溝深さは、6ミリです。
NS-2Rの新品時のタイヤ重量は、14.9キロでした。
【NS-2R街乗りインプレ】ロードノイズを除けば十分な性能
NS-2Rのドライグリップは街乗りには十分すぎる
NS-2Rは、スポーツタイヤの位置付けですので、街乗りレベルでも十分なグリップ性能です。
街乗りレベルでは、NS-2Rの高いグリップ力でハンドルが重くなるかと思いましたが、純正のランフラットタイヤより重くなるような印象はありません。
NS-2Rのウェットグリップも十分な性能
NS-2Rのウェットグリップは、ドライグリップ同様に十分な性能です。
NS-2Rは、スポーツタイヤの位置付けですが、縦に3本の太い溝があり街乗りでのウェットグリップ性能を十分に確保しています。
R35GT-Rでは、ダンパーの硬さを可変できる機能がありますが、少量の雨だったら、コンフォートモード。
雨量が多い時は、ノーマルモードとセットを変更してもウェットグリップの著しい低下は感じられません。
NS-2Rの乗り心地性能は純正ランフラットよりいい!
NS-2Rの乗り心地性能は、スポーツタイヤの位置付けですが十分な乗り心地性能です。
R35GT-Rなら純正でダンパーの硬さをコンフォートにすれば、純正ランフラット以上の乗り心地だと感じました。
また、一人で少しペースを上げて走る場合はノーマルモードに変更すれば、スポーツカーらしい適度な硬さの乗り心地となります。
道路の継ぎ目を乗り越える際は、突き上げはあるのものの、不快になるレベルには感じません。
NS-2Rのワンダリング性能は十分すぎる
R35GT-Rで気になるのが、ワンダリング性能です。
NS-2Rに交換して一番驚いたのが、ワンダリング性能の高さ。
それまで両手でハンドルを持っていないと、まっすぐ走れないレベルでしたが、NS-2Rなら片手運転もラクラク。
正直、R35GT-Rで遠出はムリと思ってましたが、NS-2Rに交換することで長距離ドライブしたいなと思えるほどです。
NS-2Rのロードノイズは結構うるさい
NS-2Rのロードノイズは、口コミ通りのうるささです。
R35GT-Rの場合、80km/h程度でも、なかなか大きなロードノイズが発生します。
窓を閉めきれば、ロードノイズは低くなりますが、高速道路など100km/h程度の速度でも室内に入ってきます。
静かに走りたいと言う方には、NS-2Rはあまりオススメできません。
NS-2Rの燃費性能は純正と変わらない
NS-2Rの燃費性能は、純正ランフラットと比較してもほぼ変わりありません。
R35GT-Rの場合、街乗り燃費は実燃費5~6km/lですがNS-2Rに交換しても、燃費への影響はありませんでした。
タイヤ交換すると、少なからず燃費に影響が出そうな症状がありますよね。
例えば
- アクセルオフ時の転がり感が悪くなった
敏感に感じるところではないでしょうか?
NS-2Rでは、アクセルオフ時の転がり感の悪化もほぼ変化を感じられなかったのが、印象的です。
また、発進時の転がり感も純正ランフラットから、大きな変化を感じられなかったのもポイントです。
NS-2Rの価格は非常に安い
NS-2Rの価格は、20インチサイズでも2万円/本と非常に安いのが、最大の特徴です。
R35GT-Rの純正ランフラットのリヤタイヤだと6万円/本前後。また、NS-2R以外のアジアンタイヤだとGOODRIDEのSPORTS RS(約3万円)があります。
コスト比較(リヤタイヤサイズで)すると
- 純正ランフラットとNS-2Rのコスト比較では、約70%のコストダウン
- GOODRIDEとNS-2Rのコスト比較でも、約50%のコストダウン
と、1本2万円前後のNS-2Rの低コストが目立ちます。
また、NS-2Rはランフラットではないタイヤですので、交換費用の費用削減にも効果がありますね。
まとめ
【ナンカンNS-2Rインプレ】R35GT-Rの街乗りなら十分すぎる性能!!のまとめです。
NS-2Rは、285/35/ZR20サイズで、2万円前後で購入できる激安タイヤ。ロードノイズが気になりますが、グリップなどの性能は街乗りでは十分すぎる性能です。
NS-2Rがオススメな方は、以下のような方です。
- R35GT-Rをリーズナブルに乗りたい方
- 街乗りしかしない方
- 激安なタイヤを探している方
- ロードノイズは気にならない方
- 純正ランフラットタイヤを温存したい方
一方、高速道路を静かに走りたい人には、あまりオススメではありません。(速度80km/h以上になってくるとロードノイズが大きくなります)
NS-2Rインプレをしてきましたが、引き続きインプレは継続して気になったことがあったら、追記していきたいと思います。(特に耐久性の面は、気になりますよね)
コスパの高いNS-2Rを購入して、リーズナブルにR35GT-Rを楽しみましょう!