- 「日産車へUSBポートの取付け」したいけど取付け方法が分からない
と、お悩みではありませんか?
その悩みを放っておくと、室内でUSBポートが使えずスマホやゲーム機の充電ができずに不便ですよ。
最近の新型車には、USBポートが標準で付いてきますよね。でも、中古車などで購入した少し前の日産車では、USBポートが付いていない場合があります。
USBポートがないと、スマホやゲームの充電ができずに困りますよね。今では、USBポートが車にないと本当に不便です。
今回の記事では、「日産車へUSBポートを取付ける」方法を詳しく解説します。
今回の作業をするまで、USBポートがなくて車内でスマホの充電ができない状態。非常に不便でした。
USBポートがあると、スマホの充電やゲーム機の充電ができて非常に便利になりました。
日産車へUSBポートを取付ける方法
日産車へUSBポート取付けるために必要な部品
日産車へUSBポートを取付けするために、必要な部品の紹介です。
絶対必要なのが「日産車用USBポート」です。各社でポートの外観形状が異なったり、USBポートの出力違いなどで種類がありますので、用途に合ったUSBポートを購入ください。
今回は、日産車用のUSBポートで5V・2.4A出力が2ヶ所と電圧表示が出るタイプを購入。
- 購入先:MEGA Cart(Yahoo!ショッピング)
- 商品名:USBポート 車 日産 NISSAN 12V 24V USB増設 急速充電 電圧計 埋め込み 2ポート カバー付き LED スマートフォン タブレット iPhone Android
- 出力電流:2.4A x 2ヶ所
- 出力電圧:5V
- 入力電圧:12〜24V
- ディスプレイ表示:赤・緑・青
では、購入した商品に付属するものを確認していきます。
付属品は、3種類のケーブルが付属。
- アース用ケーブル(1.25sq、長さ約60cm)
- プラス用ケーブル(1.25sq、長さ約60cm)
- ヒューズ行きケーブル(1.25sq、5Aヒューズ付き)
ケーブルには端子も接続されていますので、ケーブル長さが合えば取付けが簡単にできそうですね。
今回の取付けは、運転席の右側に「USBポート」を設置。USBポートの電源は、助手席側のヒューズBOXから確保することにしました。
USBポートの電源は、ナビ裏からも確保できますが今回はヒューズBOXから取ってみることにします。
今回接続する車両情報。
- 車両:日産ジュークニスモRS(アラウンドビュー未装着)
- 年式:平成27年式
- ヒューズBOX:助手席側
- USBポート設置場所:運転席側
日産ジュークは、グレードなどによってはUSBポートがあるようですが、今回のグレードは純正でUSBポートの設定はありませんでした。
日産車へUSBポートを取付ける時の配線方法
今回の配線方法の概要です。日産車特有の配線は特になく、USBポートへ供給する電源をどこから確保するかで、必要な材料が変わってきます。
配線の手順としては、以下の流れになります。
- 助手席側のヒューズBOXないのヒューズを交換
- 運転席側にUSBポートを取付け
- 延長ケーブルを製作してヒューズBOXからの配線とUSBポートをつなぐ
日産ジュークは、運転席周りも助手席周りも配線スペースはかなり広い印象です。部品の取り外しもかなり簡単な方だと思いますので、DIY初心者でも十分作業できると思います。
今回の日産車へのUSBポート取付けは、ナビ交換をDIYでできる方なら十分にできる範囲だと思います。(作業時間は4時間くらいが目安)
今回の日産車にUSBポートを取付けるために必要な材料
USBポートの配線方法を決めましたので、必要な材料を追加で紹介します。
- 配線コード(1.25sq赤色)
- 低背ヒューズ(20A交換用、電源ケーブル10Aヒューズ付き)
- ギボシ端子(オス・メス)
以上の3種類の材料が必要です。日産純正ヒューズから、USBポート用の電源を確保しない場合は上記の材料は不要です。
まずは、交換用のヒューズ(電源線ヒューズ付き)と延長ケーブル用のケーブルです。
最後に、延長ケーブルに使用するギボシ端子です。
以上の3点があれば、日産車に先に紹介したUSBポートを取付けすることができます。
手順1:日産純正ヒューズの交換
手順1として、日産純正ヒューズを交換していきます。
日産ジュークのヒューズBOXは、助手席側のダッシュボードのドア側にあります。
AIRBAGの大きなシールが目印です。
内装外しでカバーがめくれたら、上の写真のようにカバーを引っ張って外します。
カバーが外れるとヒューズBOXが見えます。カバーの裏面には、ヒューズの各容量と配置が記載されたシールがあります。
USBポート用の電源は、左上の「POWER SOCKET 20A」から電源を確保します。
先ほどのシールで確認した、左上の20A(黄色)のヒューズを「エーモン製ヒューズ」に交換します。
ヒューズの取り外し方は、ヒューズの上下をペンチなどでつまんで、写真手前方向にゆっくり引き抜きます。
日産純正ヒューズを取外したら、検電ペンでヒューズの左右のどちらから電気が流れるか確認します。
今回の場合は、右側の端子に触ると検電ペンが赤く光りましたので、右側に電気が流れていることがわかりました。
今回使用した検電ペンは、「【Amazon.co.jp 限定】エーモン 検電テスター(LED光タイプ) DC6V~DC24V (A49)」です。
検電ペンで電気が流れる方向が右側とわかりましたので、交換するヒューズを差し込んでいきます。
この時、交換するヒューズの配線が右側になるようにヒューズBOXに差し込みます。
これで日産純正ヒューズBOXからUSBポートへの電源取り出しが完成です。
手順2:運転席側にUSBポートを取付け
手順2では、運転席側にUSBポートを取付けていきます。
USBポートを取付ける場所は、運転席の右側のETCユニットの上側のスイッチ部分になります。(写真の位置にUSBポートを取付けます)
まずは、ETCユニットの下側にあるボンネット・給油ふたのレバーを外します。レバーは、ボルト2本で固定されていますので、ラチェットレンチで外します。
ボルトを外したらレバー本体を外します。レバーは、少し上に持ち上げてから手前方向に引っ張ると外れます。
レバーを外すと上の写真のようになります。
レバーが外れたら次は、プラスねじを1ヶ所外します。このプラスねじを外すと、運転席下側のカバーを外せるようになります。
運転席下のカバーは、4つのツメで固定されていますので次はこの部分を外します。
運転席下カバーは、写真の丸印付近を持ちながら手前方向に引っ張ると、外れていきます。(手が入るのであれば、写真よりできるだけ上の位置をもつとさらに外れやすいです)
カバーが外れると上の写真のような状態になります。カバーには、スイッチとスイッチに接続されている配線がつながっているので、無理に引っ張らないように注意です。
運転席下のカバーを上から覗くと、接続されているスイッチケーブルのコネクタが見えます。次は、このコネクタを外していきます。
最初は、ミラー関係のスイッチにつながっているコネクタを外します。写真の赤丸部分を押してコネクタを抜きます。
次は、2/4WD切替スイッチのコネクタを外します。このコネクタは、ハンドル側にコネクタ嵌合解除の突起があります。
かなり見えずらいですが、突起を押してコネクタの接続を切り離します。
最後は、VDCスイッチのコネクタを外します。このコネクタは、下側にコネクタ嵌合解除の突起があります。
3ヶ所のコネクタが外れると上のような状態になります。
次は、USBポートを取付けるスイッチブラケットを外します。この部品は、カバーの裏から3ヶ所のプラスねじで固定されています。
次は、スイッチブラケットを固定している3ヶ所のプラスねじを外します。
スイッチブラケットが外れたら、USBポートを取付けたい場所のスイッチを外します。
写真のように内装外しを使って爪を起こして空スイッチを外します。
空スイッチは、写真の手前方向に引き抜きすることで、ブラケットから取り外すことができます。
空スイッチが外れたら、USBポートを取付けます。上下方向を間違えないように注意です。
USBポートが取付けできたら、逆の手順でスイッチブラケットをカバーに取付けます。
手順3:延長ケーブルを製作してヒューズBOXからの配線とUSBポートをつなぐ
最後の手順3です。ヒューズBOXからUSBポートまで延長ケーブルを製作しつなぎます。
まず最初に、延長ケーブルを製作します。
延長ケーブルは、太さ1.25sqで長さ約2m。それぞれの端末には、ギボシ端子のオスとメスを固定します。
製作した延長ケーブルを助手席から運転席側へ通します。(助手席側はオスのギボシ端子になるように配線します)
配線ガイドがあると、狭い場所も難なく配線が通せますので非常に便利です。
使っている配線ガイドは、「【Amazon.co.jp 限定】エーモン(amon) 配線ガイド(フレックスタイプ) 全長約1m 4931(同等品1161)」を使用しています。
配線ガイドを運転席まで通して、製作した延長ケーブルを運転席まで通していきます。
次は、USBポートの配線を繋ぎます。USBポートに付属していた赤色と黒色のケーブルをUSBポートに接続します。
付属の配線は、USBポートに接続するとカチッと手応えがありましたので、確実に差し込むようにしましょう。
USBポートへ付属のケーブルを接続したら、配線をタイラップで固定します。
製作した延長ケーブルを、USBポートに付属するケーブルとをギボシ端子で接続。また、交換したヒューズから出ているケーブルを製作した延長ケーブルをギボシ端子で接続します。
USBポートから出る黒いケーブルをアース接続になります。アースは、今回ボンネットレバーの取付けボルトと共締めでアースを確保しました。
最後に、電源を入れてみて通電確認で問題なければ、作業完了です!
まとめ
「日産車へUSB ポートの取付け?取付け方法を詳しく解説します!」のまとめです。
日産車へUSBポートの装着する方法を解説してきましたが、意外にも簡単だった印象です。
USBポート取付けの最大の難所は、スイッチブラケットからスイッチを外す点。とっても硬いツメ嵌合になっていたので、最後は空スイッチを一部削って引き抜きました。
その他の作業は、さほど難しい点はなく手順と道具さえあればサクサクと進むと思います。
さて、日産車へUSBポートの取付けをして、実際スマホの充電をしてみるとやはり快適です。さらに、Qi対応のスマホホルダーと組み合わせると、スマホを充電するときのケーブルの抜き差しがなくなり、非常に快適です。
日産車にUSBポートを取付けて、快適な車内空間を作っていきましょう!