- 中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点は、何かな?
の悩みを、解決したいと思います。
本記事を読めば、中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点が分かります。
新品のスタッドレスタイヤを買うより、価格の安い中古のスタッドレスタイヤって非常に魅力的ですよね。
特に、雪が降るのは年に1~3日、降ってもほとんど積もらない地域の方には、新品のスタッドレスタイヤを購入するって躊躇しますよね。
だって、スタッドレスタイヤって高い!
私もそう思って、新品はやめて中古のスタッドレスタイヤを購入した経験があります。
普段の生活の足としてやっぱりクルマは必要だし、雪が降ったときには安心して走れるスタッドレスタイヤがり欲しい。
でも、新品は費用的にちょっと・・・中古で安く済ませたいって思いました。
私の場合、当時製造から5年経過した中古のスタッドレスタイヤを購入して、失敗した経験があります。発進はできるけど、なかなか止まらない。
コワイ思いをしました。
そんな失敗の経験を踏まえて、本記事では、中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点、3点を解説したいと思います。
スタッドレスタイヤをどこで購入するか、お悩みの方には、以下の記事がよく読まれています。
【3点確認でOK!】中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点
中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点は、以下の3点でOKです。
- 中古のスタッドレスタイヤの製造年月
- プラットフォームまで何ミリか
- 中古のスタッドレスタイヤの硬度
以上の3つでOKです。
1つずつ詳しく解説します。
【製造年月が1番大事】中古スタッドレスタイヤを購入する時の注意点その1
中古のスタッドレスタイヤを購入する時の注意点その1は、製造年月です。
理由は、製造年月が古いスタッドレスタイヤだと、タイヤが硬くなってしまい滑りやすくなってしまうからです。
滑りにくくするためのスタッドレスタイヤなのに、逆に滑りやすくなってしまうとは!
本末転倒ですよね。
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【排水と吸着がポイント】スタッドレスタイヤが滑りやすくなってしまうとは?
そもそも、スタッドレスタイヤが滑りにくくなるのは、滑る原因である水の膜を取り除いて、路面に密着させるからなんですね。
スタッドレスタイヤは、
- 低い温度でも硬くなりにくいゴム
- 表面の多数の溝
で、水の膜を取り除いたり、路面と密着させています。
硬くなってしまった中古のスタッドレスタイヤは、路面の密着が悪くなって、滑りやすくなってしまうんですね。
ですので、中古のスタッドレスタイヤを購入するときは、製造年月からあまり時間が経過していないものを選んだ方がいいのです。
では、スタッドレスタイヤの製造年月はどうやって分かるのでしょうか?
【タイヤ側面を見ればOK】スタッドレスタイヤの製造年月はどうすれば分かるの?
スタッドレスタイヤの製造年月は、タイヤ側面に4つの数字で分かります。
- 前側2桁:製造週
- 後ろ側2桁:製造年
を、示しています。
私の場合、当時製造年月から5年ほど経過した、中古のスタッドレスタイヤを購入した事がありますが、
- 発進の時は、差をほとんど感じない
- でも、全然止まらない
ヒヤッとしたことがありました。
予算が許す限り、製造年月が経過していない中古のスタッドレスタイヤを購入しましょう。
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【残溝は何分山ではない?】中古スタッドレスタイヤを購入する時の注意点その2
中古のスタッドレスタイヤを購入する時の注意点その2は、「プラットフォームまで何ミリ」です。
理由は、スタッドレスタイヤの残り溝の量を表すのは、プラットフォームまでの距離だからです。
大手タイヤメーカーの「ブリジストン」も以下のように説明されています。
スタッドレスタイヤは、溝の深さが新品の50%に減り、プラットフォームが露出すると冬用タイヤとして使用できなくなります。
引用元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/qa.html
では、スタッドレスタイヤのプラットフォームはどこにあるのでしょうか?
スタッドレスタイヤのプラットフォームはどこにあるの?
プラットフォームは、スタッドレスタイヤの使用限界を示す目印で、タイヤ側面の矢印(→)が示す、タイヤ接地面の溝の内側に設定されています。
タイヤ側面の矢印(→)は、片方のタイヤ側面についていますので、調べるときは両方のタイヤ側面を確認しましょう。
上の写真の黄色に囲った矢印が、プラットフォームの位置を示す目印。
拡大すると
写真のスタッドレスタイヤは、溝はあるんだけど、プラットフォームまでは約1mmくらいしかない。
ですので、
中古のスタッドレスタイヤを購入するときには、プラットフォームまで何ミリあるのか?が重要なんですね。
仮に、「8分山」や「残溝7ミリ」と書いてある中古のスタッドレスタイヤがあったら、「プラットフォームまで何ミリ?」か質問してみましょう!
もし、自分でプラットフォームまでの距離を測定したいと思った時は、以下のゲージが安くてオススメです。
電池式のように電池切れがないので、いつでも使えます。
【最後は硬度で判断】中古スタッドレスタイヤを購入する時の注意点その3
中古のスタッドレスタイヤを購入する時の注意点その3は、スタッドレスタイヤの硬度(硬さ)です。
スタッドレスタイヤの硬さは、その1で解説した通り製造年月が重要なのは理解いただけたと思います。
でも、製造年月だけでは中古のスタッドレスタイヤの硬さはわかりませんよね?
ですので、硬さを数値で表すことが重要なんです。
例えば、製造年月はそんなに経過してなくても、スタッドレスタイヤの保管状況で硬くなってしまうケースもあります。
- 直射日光に当たっていた
- 雨が当たっていた
以上のような場所に保管していた場合は、早く硬くなってしまうケースがあります。
スタッドレスタイヤの保管については、大手タイヤメーカーのブリジストンからは、以下のように記載があります。
スタッドレスタイヤの適切な保管方法は?
タイヤは、直射日光や雨が当たらない場所に保管しましょう。油類や熱源などの近くでの保管は危険なので、絶対に避けましょう。
また、ホイール付きで保管する場合は、横置きに保管すると接地部の変形を抑えられます。引用元:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/qa.html
つまり、適切な保管をしないとスタッドレスタイヤが早くダメになってしまうんですね。
では、スタッドレスタイヤの硬さを数値で分かるようにするにはどうすればいいのでしょうか?
【自分でも測定できる】スタッドレスタイヤの硬さはどうやって測るの?
スタッドレスタイヤの硬さは、専用の測定器具(硬度計)で測定する事で分かります。
スタッドレスタイヤの硬度を測定する方法としては、2つ。
- 硬度計を持っているお店で測定
- 硬度計を購入して自分で測定
2つになります。
硬度計は、スタッドレスタイヤを取り扱うお店なら、必ず持っているアイテムです。
購入しようとしている中古のスタッドレスタイヤがあれば、必ず硬度計で測定してもらうことをオススメします。
一方、自分で硬度を測定するには、硬度計を購入する必要があります。
硬度計は、大手タイヤメーカーのブリジストンから販売されているのが、オススメです。
ブリジストンの硬度計は、60以上の部分に赤印が示されていて、見た目でスタッドレスタイヤがまだ使用できるか分かるようになっています。
まとめ
【初心者向け】中古スタッドレスタイヤを購入するときの注意点は3つ!詳しく解説します。のまとめです。
中古のスタッドレスタイヤを購入するときの注意点は、3つ。
- 製造年月
- プラットフォームまで何ミリ
- 硬度
以上の3点を確認しましょう。
- 製造年月は、できるだけ古くないもの
- プラットフォームまでの距離が長いもの
- 硬度が柔らかいもの
以上のような点に注意して、中古のスタッドレスタイヤを選ぶといいと思います。
でも、やっぱり新品の安心感は絶大ですから、新品のスタッドレスタイヤの価格とも十分比較しましょう!
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